« 高齢化ニュータウン再生事業に期待 | トップページ | 維新政治塾に1000人超が応募 - 彼らはグレート・リセットを目指すのか »

2012年2月 8日 (水)

電力の自由化は日本経済を活性化させる

 東京電力が電気料金の値上げを表明したことに対する批判が強まっている。日本の電力会社は従来から、電気料金を決めるのに総括原価方式を採用してきた。そのためコスト削減努力を促す力が働きにくく、消費者は高い電気を買わされてきたといわれている。東京都の猪瀬直樹副知事が、東京電力が積み上げた原価の中には、まだまだ企業努力によって削減が可能なコストが多く含まれていることを指摘したのは記憶に新しい。

 かつてわが国でも電力の自由化は行われたが、そこには様々な障壁があり実際の参入はあまり進まなかった。しかし既往の電力会社による電気料金の値上げをきっかけに、ここにきて新たな電力供給事業者の動きが活発化してきた。この動きを歓迎したい。

 わが国では品質と安定供給の維持を理由に、既往の電力会社による地域独占が続いてきた。しかし最近の技術をもってすれば、品質や安定供給の維持は既往の電力会社でなくても可能である。悪品質や不安定電力を供給する新たな電力供給事業者は淘汰されるだけである。

 ところで既往の電力会社はこれまで、地域のリーディングカンパニーといわれてきた。実際、首都圏を除く各地域の経済団体のトップには皆電力会社のトップが就いている。しかし競争のない企業が地域のリーディングカンパニーであること自体、実は地域経済を沈滞させているのではないか。

 ここはまず、発送電分離等によって送配電設備の公平な利用を可能にするなど、様々な参入障壁を撤廃し、電力供給事業への新規参入を促すことが肝要である。そうすることによって、既往の電力会社を含む電力業界は間違いなく活性化するであろう。そして電力業界を活性化させることが、ひいては日本経済の活性化につながるのではないだろうか。

(00134)

« 高齢化ニュータウン再生事業に期待 | トップページ | 維新政治塾に1000人超が応募 - 彼らはグレート・リセットを目指すのか »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 電力の自由化は日本経済を活性化させる:

« 高齢化ニュータウン再生事業に期待 | トップページ | 維新政治塾に1000人超が応募 - 彼らはグレート・リセットを目指すのか »